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日本と次戦で対戦のコスタリカはスペインに7失点大敗 日本は連勝で突破決定の可能性

[ 2022年11月24日 02:59 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   コスタリカ0―7スペイン ( 2022年11月23日    アルトゥマーマスタジアム )

歓喜のスペインイレブンの前でがっくりと肩を落とすコスタリカの守護神ナバス(AP)
Photo By AP

 日本が27日の1次リーグ第2戦で対戦するコスタリカはスペインに0―7で敗れ、黒星スタートとなった。前半11分に味方との連係でゴール前に侵入した相手FWオルモがゴールに背を向けた状態で浮き球を処理して反転し、右足で先制点。21分には右サイドからクロスを入れられ、相手FWアセンシオのダイレクトボレーで追加点を許した。同31分にはDFドゥアルテが相手選手を倒してPKを献上。開始から30分余りで3点をリードされる苦しい展開になった。

 4―4―2でスタートしたコスタリカは守備を安定させるため、5―4―1にシステムを変更。前半はそのまましのいだが、1本もシュートを打つことができないままハーフタイムに突入した。

 後半開始からは1メートル96の長身DFワストンを投入。最終ラインの修正を図ったが、9分には左サイドを破られてFWトーレスにPK弾に続くこの2点目のゴールを決められた。

 所属するパリSGで控えに回り、今季公式戦で出番がなかったGKナバスも実戦不足が響いたのか、14年ブラジル大会8強進出時に連発したスーパーセーブはなかった。後半29分には19歳の相手MFガビに5点目を決められ、終了間際にも2失点して0―7で完敗。W杯8強メンバー5人が先発し、後半16分からは今大会限りで現役を引退する37歳のFWルイス主将も出場したが、経験豊富なベテラン中心の布陣でも若い才能が集まったスペインの猛攻を防ぐことはできなかった。

 日本は12月1日の第3戦でスペインと対戦。この日の対戦を見る限りでドイツ以上に倒すのは難しく、日本は次戦でコスタリカに勝つことが決勝トーナメント進出への大きな分岐点となりそうだ。日本がコスタリカを倒して勝ち点を6に伸ばし、スペインがドイツを下すか引き分ければ日本はスペイン以外に勝ち点で上回られることはなく、第2戦で1次リーグ突破が決まる。

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2022年11月23日のニュース