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GK権田がPK献上のち4連続神セーブ 守備陣に感謝「体張って守ってくれていた」

[ 2022年11月24日 01:02 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本2―1ドイツ ( 2022年11月23日    ハリファ国際競技場 )

後半アディショナルタイム、最後のワンプレーとなったCKを必死で守る権田(中央)ら日本代表イレブン(撮影・小海途 良幹)
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 史上初の8強を目指す戦いが、劇的な逆転勝利で始まった。7大会連続7回目出場でFIFAランク24位のサッカー日本代表は23日、1次リーグE組初戦で同11位のドイツと対戦。優勝4回の強豪に前半33分、PKで先制されたものの、後半30分に途中出場の堂安律(24=フライブルク)のゴールで同点。FW浅野拓磨(28=ボーフム)がゴールを決め、逆転金星を挙げた。27日の第2戦でコスタリカと、12月1日(日本時間2日)にスペインと対戦する。

 0―0の前半31分にキミッヒが敵陣中央の右から斜めにロングボールを送ると、フリーのラウムが走り込む。ラウムは権田の飛び出しを受けてボールを後ろに持ち運ぶと、その権田に倒されてPKを獲得。そのPKをMFギュンドアンが決めて先制を許した。日本が1点ビハインドだった後半25分からGK権田が4連続スーパーセーブで流れを変えた。その後、後半30分に途中出場の堂安のゴールで同点に追いつき、後半38分に途中出場の浅野が勝ち越し点を決めた。

 権田は「プラン的には僕が前半にPKを当ててしまって、少し崩れましたけど、しっかり1点取られてもチームとして耐えしのいでそこから逆転できたので僕のPKがなければ良かったんですけど、とにかく勝てて良かったです」と笑顔で振り返った。そして「みんな本当にハードワークしてくれて、体張って守ってくれていたので。だからこそ最後、ああやって高さもありますしマーク外れてしまうこともあるので、最後なんとか止められて良かったです」とDF陣にも感謝した。

 「もちろん素晴らしいことですし、これで日本は盛り上がると思う。それが僕らがワールドカップで結果を残す意味ですけど、ただこれで予選突破が決まったわけではないですし、僕らが目指すところっていうのを考えたら、しっかり切り替えて次コスタリカ戦でしっかりやらなきゃいけないなと思ってます」とすぐに表情を引き締めていた。

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