MBS大吉洋平アナウンサーの「温泉書き流し」

大パノラマ眺めながらず~っと立っていたい 沖縄県瀬長島「龍神の湯」

[ 2020年1月22日 05:30 ]

那覇空港から車で約10分の瀬長島ホテルにある「龍神の湯」
Photo By 提供写真

 立ち飲み居酒屋をテンポ良くハシゴするのが大好きな私。実は温泉で最近はまっているのが〝立ち湯〟です。

 起立して入る湯を看板にする施設がここ数年増えてきました。今日は水深1・2メートル、縁にあごを付けて見渡す景色は浅葱
色(あさぎいろ)の海、沖縄県瀬長島の龍神の湯をご紹介。

 那覇空港から車で約10分の好立地。ホテル内にある施設ですが日帰り入浴も可能です。露天になっている人気の立ち湯は長湯が出来る40度前後の温度。空港の第2滑走路と、それを取り囲む青色の世界が目に入ってきます。

 遠くには慶良間諸島を望め、琉球の風を思いきり受けながら進むウインドサーファーたちの姿は時間を忘れさせてくれました。足元には玉石が敷かれ優しい刺激が伝わってきます。浮力のせいか立っていても疲れません。座りながら湯につかる時とは違い、腰回りがぐっと伸びる感覚は立ち湯ならでは。湯船を深く造れるのは地下1000メートルから湧き出る毎分500ミリリットルの豊富な湯量のおかげです。

 西向きの大パノラマ、つまりは海に沈む夕日まで見えるロケーションです。旅客機の音が耳に入ってきました。自分のフライト時刻が迫っていることに、はたと気付いた私。知らないふりをしてこのままここで棒になりたい。立ち飲みとは違い、まだまだ長居したい温泉でした。

 ◇琉球温泉「龍神の湯」 沖縄県豊見城市字瀬長174の5。日帰り入浴は中学生以上が平日1360円 土日祝1570円、小学生740円。年中無休で営業時間は午前6時~午前0時(最終受付は午後11時)。

 ◇大吉 洋平(おおよし・ようへい)1985年(昭60)8月23日、兵庫県生まれの34歳。甲南大卒。08年、MBSに入社。昨年4月から総合司会を務める夕方の情報番組「ミント!」がスタート。昼間は積極的に取材に出掛け、「行ってミント、見てミント、分からない」を実践する。

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