MBS大吉洋平アナウンサーの「温泉書き流し」

夏に向けてピッタリ!住宅地の中にある“清涼の湯” 六甲おとめ塚温泉

[ 2022年5月18日 05:30 ]

六甲おとめ塚温泉(提供写真)
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 おとめ座の私が以前から親近感を抱いていた温泉。阪神石屋川駅から住宅街を歩くこと5分。神戸市灘区にある六甲おとめ塚温泉へ。

 このコラムでも何度か紹介しましたが、実は阪神間はリーズナブルに普段使いができる温泉の宝庫。こちらの施設は1階が脱衣所、2階と3階が浴室になっている、縦に長いつくりです。

 かけ湯で体を清潔にしたら私は3階へ直行。そこには循環システムを一切使わず、天然温泉をぜいたくにかけ流す露天風呂が。薄い緑色の炭酸水素塩泉。このタイプの湯はせっけんのような働きで、毛穴の汚れを落とす効果があるといわれています。

 さらに皮膚の不要な角質を取り、入浴後は皮膚表面からの水分の発散を促し、清涼感が得られるとも考えられていて、温泉ソムリエの間では清涼の湯と呼ばれています。夏に向けてピッタリ。今月初めに訪れた時は湯船から青い空が見えました。

 遮るものがなく、時間をかけて雲の動きを眺めました。炭酸ガスから発生する気泡が体中にまとわりつき、それがはじけるたびにたまった疲れが排出されるような気分。この場所の南側には処女塚(おとめづか)古墳、東西には求女塚(もとめづか)古墳があり、それらの塚にちなんで名付けられたのがおとめ塚温泉なのだとか。乙女はもちろん、私のようなアラフォー男性もツルツルになれる名湯です。

 ◆六甲おとめ塚温泉 神戸市灘区徳井町3の4の14。078(851)2228。年中無休で午前6時~深夜1時。料金は中学生以上450円、小学生160円、幼稚園以下60円など。

 ◇大吉 洋平(おおよし・ようへい)1985年(昭60)8月23日生まれ、兵庫県出身の36歳。甲南大卒。2008年にMBS入社。19年4月から情報番組「ミント!」MC。現在「よんチャンTV」ニュースキャスター。温泉ソムリエでもある。

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