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MBS大吉洋平アナウンサーの「温泉書き流し」

和歌山県白浜町「崎の湯」 台風被害から復活!日本書紀にも登場する“歴史”に浸る

[ 2018年12月26日 13:23 ]

温泉ファン待望、営業再開した白浜温泉「崎の湯」
Photo By 提供写真

 今回のテーマは復活の湯! 和歌山県白浜町にある「崎の湯」は日本書紀や万葉集にも登場する歴史ある温泉です。

 太平洋に突き出るように湯つぼが形成され、海の状態によっては波のしぶきが届く豪快な公衆露天風呂です。しかし自然の恩恵を受けているからこそ、その刃(やいば)が向けられることも。

 9月に発生した台風24号は脱衣場や配湯設備に大きなダメージを与えました。温泉が恋しくなる秋から冬にかけての大切な時期に休業を余儀なくされる事態になったのです。

 そんな「崎の湯」が約2カ月半の沈黙を破り12月21日に営業を再開しました。全国の温泉ファンが待ちわびていた出来事です。冬至の翌22日は、分析表をメモし源泉を指にとり味見をする私のような温泉マニアたち、そして再オープンに喜ぶ地元の方々、さらには海外からの観光客らでにぎわっていました。

 こちらは大きく分けると塩化物泉という泉質で殺菌作用に期待できます。このタイプのお湯は温泉ソムリエの間では「傷の湯」と呼ばれています。文字通り深い傷を負った白浜の名湯ですが見事に復活を遂げ、今ではまた旅人たちを癒やしています。今年の世相は「災」の字で表されました。こんな年だからこそ、災害から復活した縁起の良いお湯に漬かり身も心も癒やされてみるのはいかがでしょうか。それでは皆様また来年もよろしくお願い致します。良いお湯を、いやいやお年をお迎えください。

 ◆崎の湯 和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668、(電)0739(42)3016。日帰り入浴の料金は3歳以上500円。営業時間は7、8月が午前7時〜午後7時、10〜3月が午前8時〜午後5時、4〜6月、9月は午前8時〜午後6時。臨時休業日あり。

 ◇大吉 洋平(おおよし・ようへい)1985年(昭60)8月23日、兵庫県生まれの33歳。甲南大卒。08年、MBSに入社。高校時代にオーストラリア、大学時代は米国にそれぞれ1年留学していたことから英語でのリポートも得意。担当番組は「せやねん!」、「ちちんぷいぷい」など。

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