宙組の新トップ娘役・潤花「心して挑んでいきたい」 真風涼帆の隣で新たな輝き放つ

[ 2021年6月12日 05:30 ]

宝塚歌劇団・宙組トップ娘役の潤花
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 宙組の新トップ娘役・潤花が26日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する話題作「シャーロック・ホームズ The Game Is Afoot!/デリシュー!」で大劇場お披露目公演に立つ(8月2日まで。東京宝塚劇場は8月21日~9月26日)。昨年9月に雪組から異動してきたばかりで、トップスター・真風涼帆の2人目の相手役に抜てきされた。「緊張する間もなく、1日があっという間に過ぎていく日々です」と初々しい。

 英作家、コナン・ドイルが生み出した名探偵ホームズを描く冒険活劇。潤が演じるアイリーン・アドラーは、彼を唯一翻弄(ほんろう)した女性で「宝塚の娘役では、なかなかさせていただけない役。私の人生とはかなりかけ離れているので(笑い)毎日お稽古場で“アイリーンに乗り移る”みたいな。お客さまの期待をいい意味で裏切れるのでは」と自信ものぞかせる。

 下級生時代から華やかな舞台姿で注目を浴び、どんな大抜てきにも堂々と応えてきた。「いつもニュートラルな自分で一作品一作品、心して挑んでいきたい」。すでに実績を積み上げてきた真風の隣で、潤が新たな輝きを放つ。(土谷 美樹)

 ◇潤 花(じゅん・はな)9月19日生まれ、北海道出身。旭川藤星高を経て16年初舞台。雪組配属。翌年「ひかりふる路」で新人公演初ヒロイン。20年9月、宙組に組替えとなり今年2月、トップ娘役に。身長1メートル65。愛称「かの」。

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