ＯＧ・明日海りお　「必要とされる人」になりたい

「舞台、映像、どちらからも必要とされる人間になりたい」と話す元花組トップスター明日海りお
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　元花組トップスター、明日海りお（35）がドラマに舞台にと大活躍だ。

　フジ系「青のSP（スクールポリス）―学校内警察・嶋田隆平―」（火曜後9・00）では、主演・藤原竜也（38）の元恋人で謎の死を遂げた音楽教師役。クライマックスに差し掛かり、その死の真相がドラマの鍵を握る重要な役どころだ。「ドラマ初収録の日にピアノ演奏があって、ホントにドギマギで。私ってこんなに緊張しいだったんだ、とこの年で気付きました」と驚きの声を上げた。

　NHK連続テレビ小説「おちょやん」（月～土曜前8・00）では劇団の看板女優。カメラ目線での芝居と所作の美しさが話題になった。一方、舞台では宝塚時代の代表作「ポーの一族」で千葉雄大（31）らを相手に同じエドガーを演じ、早々に“男役復帰”。「女優さんも男役もできて、今が一番お得な時期」と笑った。

　ドラマの現場は「まだまだ慣れない」と話すが「夢は舞台でも映像でも、どちらからも必要とされる人間になること。女性役でミュージカルもやってみたい」。宝塚で一時代を築いた明日海の第2章も楽しみだ。（土谷　美樹）

　◇明日海　りお（あすみ・りお）1985年（昭60）6月26日生まれ、静岡市出身の35歳。01年宝塚音楽学校入学。03年初舞台、月組に配属。13年3月花組に組替えとなり14年5月、トップスターに。19年11月退団。1メートル69。愛称「みりお」。