星組・礼真琴「心持ちが全然違う」全国ツアー初主演

[ 2019年4月20日 15:02 ]

「今までのイメージを壊す勢いで演じたい」と誓う礼真琴
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 星組スター礼真琴が、初めて主演として全国を回る「アルジェの男/ESTRELLAS」が5月4日、大阪・梅田芸術劇場からスタートする(23日まで・札幌文化芸術劇場など)。宝塚の看板を背負っての公演に、礼は「今回が全国ツアーに参加するのが5回目ですが、過去の4回とは全然心持ちが違いますね」と気を引き締め「タカラジェンヌの中には全国ツアーを見て受験を決めた人も多いので、今回の公演を見て“宝塚に入りたい”って思ってくれるような子が出たらいいな」と大きな目を輝かせた。           第2次世界大戦前のパリを舞台に、孤児として育ちながら大きな野望を抱き、のし上がろうとする青年の物語。鳳蘭(73)、峰さを理(66)と往年のスターも主演した名作だが、宝塚では珍しく「最低の男」(礼)の生きざまを描く。「元気で明るい」印象の礼とは正反対の役どころだが「今までのイメージをいい意味で壊せたら」と笑った。    トップスター紅ゆずるが10月13日での退団を発表し、ますますの活躍が期待される礼。「紅さんがいなくなることを考えると、やっぱりつらい。背中を見て学ぶことがたくさんあるので、思い残すことのないよう盗めるだけ盗みたい」と語気を強めた。 (土谷 美樹)


♡礼 真琴(れい・まこと)12月2日、東京都生まれ。東海大附属浦安高を経て09年初舞台。星組配属。13年「ロミオとジュリエット」で新人公演初主演。翌年5月には「かもめ」でバウホール初主演。歌、ダンス、芝居と3拍子そろい「風と共に去りぬ」ではスカーレット・オハラを演じるなど、娘役もこなす貴重なスター。身長1㍍。愛称「まこっつぁん」。

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