真風涼帆(下)「新しい感じのショー」で宙組創立20周年花添える

[ 2018年9月29日 12:57 ]

宙組公演「異人たちのルネサンス」(10・5~11・5宝塚大劇場、11・23~12・24東京宝塚劇場)

トップになってからの時間は「長かった」と振り返る真風涼帆
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 宙組トップスター真風涼帆がレオナルド・ダビンチに扮するミュージカル「異人たちのルネサンス」が10月5日、兵庫・宝塚大劇場で開演する(11月5日まで。東京宝塚劇場は11月23日〜12月24日)。

 同時上演の「白鷺(しらさぎ)の城」は宙組にとって約7年ぶりの和物ということもあり、こちらも注目を集めている。1000年の時空を超え陰陽師(おんみょうじ、真風)と妖狐(ようこ、星風まどか)の対決を描くもので「ストーリー性のある内容で立ち回りもあって…。新しい感じのショーになると思う」と胸を張る。

 9年近く在籍した星組から、2015年5月に組替えし宙組トップスターになってもうすぐ1年。“新米トップ”として、宙組創立20周年の節目の年とも重なった。「そういう意味では宙組の歴史や伝統を見つめ返す機会だったりイベントをさせていただいたので、私だけじゃなく、組のみんなにとっても改めて宙組愛を痛感する年でした。トップになってからの半年、1年は長く感じましたね」と、それだけ密度の濃い時間を過ごした。

 充実の真風率いる宙組の新作2本は、ファンにとっても楽しみな作品になりそうだ。(土谷 美樹)

 ◆真風 涼帆(まかぜ・すずほ)7月18日生まれ、熊本県菊池郡出身。県立大津高を経て06年初舞台。星組配属。入団当初から期待の存在で09年「My dear New Orleans」で新人公演初主演以来、5度主演。11年「ランスロット」でバウホール初主演。15年5月、宙組に組替えとなり昨年11月、トップ就任。身長1メートル75。愛称「ゆりか」。

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