紅ゆずる(下) 今、活気づいている星組。その勢いに乗っていきたい

[ 2018年9月8日 11:49 ]

星組公演「サンダーボルトファンタジー東離劍遊紀」(9・13~24 東京・日本青年館ホール)

「組の活気に乗って頑張りたい」と話す紅ゆずる
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 トップスター紅ゆずるを筆頭にした星組選抜メンバーが10月に台湾で上演する「サンダーボルトファンタジー東離劍遊紀(とうりけんゆうき)/Killer Rouge」。9月13日からは東京・日本青年館ホールでプレ公演として上演される(24日まで)。

 2部のショー「Killer Rouge」はこの直前に宝塚、東京で上演したものの再演だが、出演メンバーが代わり約10分上演時間も延びたことから、よりブラッシュアップした印象だ。紅は「出番の段取りが変わってしまう人もいますし、場面も増えたしてんやわんやです。“人数少なくなったよね”って言われないように1人7、8人分動くみたいな感覚」と笑う。

 星組ならではのスピード感あふれるショーに、必見は紅がスカートにブロンドのロングヘアで「ホール案内嬢・紅子」に扮する場面。トップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)、礼真琴と台湾語も交えたやりとりが、爆笑を誘う。紅ならではのお笑いセンスが光る。「今、星組全体が活気づいてます。休みの日でも“皆で遊ぼうよ”みたいになってるし、そんな時でも公演の話をしていたり。私個人も、そんな組の勢いに乗っていきたいですね」と気勢を上げた。(土谷 美樹)

 ◆紅 ゆずる(くれない・ゆずる)8月17日生まれ、大阪市出身。東大谷高を経て02年初舞台。星組配属。08年「スカーレットピンパーネル」で新人公演初主演。11年「メイちゃんの執事」でバウホール初主演。14年「風と共に去りぬ」でレット・バトラーを演じ話題に。16年11月、トップスター就任。身長1メートル73。愛称「さゆみ」。

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