咲妃みゆ コメディーだけど涙でサヨナラ!?

[ 2017年4月10日 19:45 ]

「最後の日が近づいていると考えると悲しくて心細い」と話す咲妃みゆ
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 劇団きっての演技派コンビ、雪組・早霧せいな&咲妃みゆのサヨナラ公演「幕末太陽傅/Dramatic“S”!」が21日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(5月29日まで、東京公演は6月16日〜7月23日)。

 トップコンビ就任の時から「卒業する時は必ず一緒に」と、決めていた咲妃は早霧から退団を告げられて即、卒業を決意。スケジュール上偶然ではあるが「いい夫婦の日」である昨年11月22日に会見した。今は「お別れの日が近づいていると考えれば考えるほど、とてつもなく悲しくて心細い。あ〜もうダメだ」と、早くも涙をこぼさんばかりだ。

 「幕末…」は東京・品川の遊郭を舞台に、さまざまな人間模様を軽妙に描き、故フランキー堺さん主演で映画化されたコメディーの傑作。咲妃は、映画では故左幸子さんが演じていた人気女郎おそめに挑む。「よく泣き、よく笑い、よく落ち込み、立ち直った7年でした。これまでいろんな役をさせていただきましたが、最後にこんなに飛び抜けた役ができるとは。私なりのおそめをつくって卒業したい」と意気込んだ。ただ、コメディーなのに涙を封印する自信がないようで「涙が出そうな時は早霧さんに事前に申請してから泣きます」と笑わせた。 (土谷 美樹)

 ◆咲妃(さきひ)みゆ 3月16日、宮崎県生まれ。日向学院高を経て10年初舞台。月組に配属され12年「ロミオとジュリエット」で新人公演初ヒロイン。翌年には「THE MERRY WIDOW」でヒロインを務め14年1月に雪組に組替え。同年9月、早霧せいなの相手役としてトップ娘役に就任。身長1メートル60。愛称「ゆうみ」。

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