坂東巳之助「光る君へ」で大河初出演 円融天皇役「写実に描かれる平安の世界楽しみ」

[ 2023年5月23日 12:41 ]

円融天皇を演じる坂東巳之助
Photo By 提供写真

 女優の吉高由里子(34)が主演し、主人公・紫式部役を演じる来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」に、歌舞伎俳優・坂東巳之助(33)が円融(えんゆう)天皇役で出演することが分かった。23日、同局のドラマ公式ツイッターで発表された。大河ドラマへの出演は初。

 64代天皇。道長(柄本佑)の姉・詮子(吉田羊)が入内し、懐仁(のちの一条天皇)をもうける。道長の父・兼家(段田安則)は、孫の懐仁を一日も早く天皇とし、外祖父として権力を握ろうとする。譲位を勧められた円融天皇は悩むことに。

 大河ドラマ初出演に「歌舞伎界の諸先輩方・仲間たちも数多く出演されている大河ドラマに初めて出演させていただける事になり、とても嬉しく思っております」と喜び、約1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみに「舞台では体験できない、映像ならではの写実に描かれる平安の世界に身を置ける事がとても楽しみです」とコメント。

 演じる円融天皇の印象について「光栄にも円融天皇のお役を勤めさせていただきます。私が日頃立たせていただいている歌舞伎の舞台をはじめとして、物語のなかの天皇というのは時代の象徴として描かれる事が多いように思います」とコメント。「しかし、歴代天皇お一人お一人に当然の事ながら一人の人間としての人生・ドラマがあったわけですし、今回脚本を読ませていただいてそういった部分に重点を置いて描かれる印象を受けました。人間としての円融天皇の姿を描き出せるよう精一杯勤めたいと思います」と意気込んだ。

 古都京都の印象や思い出は「数年前に京都の歴史を探るテレビ番組に出演させていただいておりました。歌舞伎公演で行った際にはなかなか訪れることのできない、歴史あるお寺や神社に実際に伺って京都にまつわる様々なお話を聞かせて頂いたことは私にとって財産であり、よき思い出でもあります」とコメントを寄せた。

 「光る君へ」は、連続テレビ小説「ふたりっ子」「オードリー」や「セカンドバージン」などで知られる大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。平安中期、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く。大石氏は06年「功名が辻」以来18年ぶり2作目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来16年ぶり2作目の大河出演にして初主演となる。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月23日のニュース