将棋の新棋戦「達人戦」創設 50歳以上の現役棋士54人が参加する早指しのトーナメント

[ 2023年5月20日 05:20 ]

達人戦開催を発表した日本将棋連盟・佐藤康光会長(左)と特別協賛・立飛ホールディングスの村山正道社長(撮影・我満 晴朗)
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 日本将棋連盟は19日、新棋戦の公式戦「第1回達人戦立川立飛杯」の開催を発表した。4月1日時点で50歳以上の現役棋士54人が参加する早指しのトーナメント大会で、予選開始は6月。11月24、25日に東京都立川市のステージガーデン立川(最多収容人員約3000人)で公開対局の本戦を行い、初代「達人」を決める。

 予選はチェスクロック計測の各1時間持ち(切れたら1分)。予選通過の4人と、タイトル永世資格を持つ谷川浩司17世名人(61)、羽生善治九段(52)、佐藤康光九段(53)、森内俊之九段(52)の4人のシード組含む計8人で行う準々決勝以降(本戦)は、各30分(切れたら30秒)のスプリント戦になる。

 タイトル戦ではないものの、シード棋士でもある佐藤会長は「オールドファンにとってはドリームアゲイン。名場面を多くの皆さまにご覧いただきたい。新しいファンにも将棋の魅力を伝えたい」とコンセプトを説明。プレーヤーとしては「せっかくの機会なので優勝を目指して頑張りたい」と意欲を示した。

 将棋界の公式戦はALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)など8タイトル戦のほか、朝日杯、銀河戦、NHK杯など7つの一般棋戦がある。今回の「達人戦」は8つ目の一般棋戦となる。

 優勝賞金は非公開だが、同会長によると「個人的には(協賛の)トヨタS&D西東京さまのクルマが基本的に買えると思います」とのことだった。

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