THE SECONDはギャロップが優勝 5年前M―1で失敗の雪辱果たし頂点「夢めちゃくちゃあるよ!」

[ 2023年5月20日 23:05 ]

お笑いコンビ「ギャロップ」の林健(左)と毛利大亮
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 結成16年目以上の芸人を対象にしたお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~グランプリファイナル」(後7・00)が20日、フジテレビ系で生放送され、関西を中心に活動するギャロップが決勝でマシンガンズを破り、王者に輝いた。ボケの林健(45)は「くすぶってるみんな、夢めちゃくちゃあるよ!」と喜びを爆発させた。

 今年、新たに創設されたお笑い賞レースは、トーナメント戦形式で開催された。1回戦は、劇場でも頻繁に顔を合わせるテンダラーとの関西ベテラン同士の顔合わせ。毛利大亮(41)は「芸人になる前、学生のころからテンダラーさんの漫才を見に行ってましたからね」と敬意を払いつつの対決。277―272と5点差で目標の先輩を破ると、「ホントに世話になっているので…」と早くも涙で声を詰まらせる場面もあった。

 囲碁将棋との準決勝では、電車での車内マナーや困っていることをコミカルに表現。得点は284―284で並んだが、スタジオ観覧者100人による投票で最高の3点を付けた人が多かったギャロップに、軍配が上がった。

 ギャロップはボケの林、ツッコミの毛利により、2004年に結成。18年にはM-1グランプリで初の決勝(8位)に進んだが、ビッグタイトルには無縁だった。毛利は自身のミスを今でも悔やんでいるといい、「最初のしゃべり出しから僕がミスしているので、相方に対して後悔というか」と告白。5年前の“忘れ物”を取り返し、初の賞レース頂点に立った。

 大会はフジテレビの開局65周年、吉本興業の110周年を記念して放送された。参加資格が15年以内のM-1グランプリと対照的に、実力や才能はあっても、出場できる賞レースがないベテラン芸人たちの「2番目のチャンス」として創設された。そのため、出場資格は結成16年以上で、全国ネット放送の漫才賞レースに優勝していないこと。優勝賞金は1000万円。今大会は133組がエントリーし、決勝大会はスピードワゴン、三四郎、超新塾、ギャロップ、テンダラー、マシンガンズ、囲碁将棋、金属バットの8組が勝ち進んだ。司会は東野幸治、宮司愛海アナウンサーが務めた。大会アンバサダーはダウンタウン松本人志。

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