脚本家・野上龍雄さん作品「現代やくざ 血桜三兄弟」など24本を上映 6月18日から

[ 2023年5月20日 05:00 ]

「日本侠客伝」の一場面(C)東映
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 高倉健さん主演の「日本侠客伝」(1964年、監督マキノ雅弘)や、石原裕次郎さん主演の「夜霧よ今夜も有難う」(67年、監督江崎実生)、萬屋錦之介さん主演の「柳生一族の陰謀」(78年、監督深作欣二)などの脚本を手掛けた野上龍雄さんの作品を特集する上映会が6月18日から7月29日まで、東京・ラピュタ阿佐ヶ谷で開催されることが決まった。

 1928年(昭3)に東京に生まれた野上さんは東大文学部卒業後に大映の脚本家養成所を経て脚本家に。東映の時代劇、任侠映画、ヤクザ映画を中心に幅広く活躍。「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などのテレビシリーズも手掛けた。

 2013年7月20日に85年の生涯を閉じており、没後10年を記念した特集上映会には「娯楽映画職人の矜持 遅すぎた再発見」のサブタイトルが付けられた。「現代やくざ 血桜三兄弟」(71年、監督中島貞夫)、「てなもんや三度笠」(63年、監督内出好吉)、「まむしの兄弟 刑務所暮し四年半」(73年、監督山下耕作)など24本がラインアップ。会期中には脚本家の中島丈博氏(87)や荒井晴彦氏(76)らゲストによるトークショーも予定されている。

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