椎名桔平 「昭和の名優さんたちを受け継いでる世代の最後」と思う俳優 「面倒見がいい」

[ 2023年4月2日 14:24 ]

椎名桔平
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 俳優の椎名桔平(58)が2日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。俳優の豊川悦司(61)、歌舞伎俳優の片岡愛之助(51)とトークを展開した。

 25年来の仲という豊川から「ゴルフはもうプロ並みでしょ」と持ち上げられた椎名。「いやいや、ほどほどで。僕は中級って言ってるんです。上級は佐藤浩市さんですよ。あの人は面倒見がいいっていうか…後輩たちも自分のクラブに連れて行って、経験させる。最近でも聞いてると、後輩に対して気にかけてるっていう姿を見た時、なんか昭和の名優さんたちを受け継いでる世代の最後かなって」と語った。

 豊川主演の映画「仕掛人・藤枝梅安」では、佐藤、愛之助、椎名が共演。豊川は「俺らみたいな劇団上がりとはちょっと違うんだよね」と佐藤の異彩ぶりを称え、「僕は、(佐藤の)お父様の三國連太郎さんにかわいがってもらった時期があって。おうちにお呼ばれしたりとか。素敵な人ですよ。三國さんは塊。なんて言ったらいいんだろう。一挙手一動一投足から目が離せないみたいな。とても魅力のある、いろんなものが固まったすごい人間っていう感じ」と述べた。

 現代ではそういうタイプの人が少なくなったといい、芸能界でも変化を実感している様子。豊川は「群れから外れるとか人と違うやり方をするのに寛容ではなくなってきたのかな」とも分析。「生き様っていう言葉があるけど、死語に近くなってきちゃったよね。人が惹きつけられるものっていうのは、その人が夢中だったり、心底やりたいことをやってる時だと思う。俳優がうまければいいってもんじゃないっていうのはそこにあるんだと思うんだよね。どうしても引き込まれていくみたいな」。

 また、椎名から「お子さんが女優さんになりたいって言ったらどうする?」と聞かれた豊川は「うーん…なりたいって言ったら応援すると思う。自分がそう言われたから。ジュニアだから、2世だからって成功する、そういう世界ではない。2世の方でも出てる方は、やっぱりその人がすごいから売れてるわけで。なかなか厳しい世界ですよね」とした。

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2023年4月2日のニュース