まつむら眞弓「大石内蔵助さまの思いを感じながら」 3年半ぶり泉岳寺で創作怪談熱演

[ 2023年4月2日 05:00 ]

3年半ぶりに泉岳寺で怪談朗読劇を上演した、まつむら眞弓
Photo By スポニチ

 東映京都撮影所に所属する女優まつむら眞弓(年齢非公表)が1日、赤穂浪士が眠る東京都港区の泉岳寺で始まった「春の義士祭」で創作怪談朗読劇の特別公演を行った。

 2018年、19年の討ち入り当日に当たる12月14日に続いて泉岳寺では3度目で、撮影所スタッフが書き下ろしたオリジナル作品「怪談たたり三味線 不忠の義士」と「新選組異聞 怪談あかずの井戸」の2演目を川合絃生さんの三味線伴奏に乗って熱演した。

 まつむらの朗読劇も13年目に突入。すっかりライフワークとなっているが、新型コロナ感染拡大の影響もあり、約3年半ぶりの東京公演となった。

 絶好の桜日和で、境内には外国人観光客の姿も多く見られた。そんな中、「衣装に映えるように」とダイエットして臨んだまつむらは「泉岳寺に戻って来られました。義士たちが幕府の命で切腹したのが春(元禄16年)でしたので、この季節にも義士祭りが行われているんですね。義士が眠るお墓の横での上演。大石内蔵助さまの思いを感じながら演じさせてもらいました」としみじみ語った。

 午後1時(「不忠の義士」)、同3時(「あかずの井戸」)、同5時(「不忠の義士」)の3ステージで、各回約100人の満員の客を集めて大盛況。会場には吉永小百合からの胡蝶蘭も届き、まつむらも恐縮するやら感激するやらで、気合に拍車がかかった。

 4月28日に初日を迎える阪本順治監督の時代劇「せかいのおきく」にも長屋の住人役で出演しているまつむら。「阪本組の雰囲気は最高でした。多くの人に見ていただければ」とアピールした。

続きを表示

2023年4月2日のニュース