「どうする家康」今年の明智光秀は嫌な奴?「麒麟がくる」一転 策士の冷笑がネット話題「麒麟はこない」

[ 2023年4月2日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第13話。冷笑を浮かべる明智光秀(酒向芳)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は2日、第13話が放送され、俳優の酒向芳(64)演じる戦国武将・明智光秀が初登場した。

<※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第13話は「家康、都へゆく」。織田信長(岡田准一)の後ろ盾により、足利義昭(古田新太)が将軍となった。徳川家康(松本潤)は初上洛。義昭に謁見も、そのあまりに愚かな振る舞いに困惑を隠し切れない。信長の真の目的は何なのか…という展開。

 二条御所。家康の前に現れた義昭は千鳥足にゲップと二日酔い。「松平よ、よう参った。余に忠誠を尽くせ」「これより、国々と諍いが起こった時は、幕府に申し立て…勝手な戦ごと…は…断じ…禁…」と話の最中に居眠り。いびきをかき、目覚める。

 家康は徳川に改姓したと石川数正(松重豊)が進言したものの、義昭は「知らんわ!官位を金で買った田舎者が」と吐き捨て、貢ぎ物を催促した。

 酒井忠次(大森南朋)が馬を献上しようとすると、義昭は「違うだろ~、松平」「早う、そこにあるんじゃろ、懐の中に」。明智光秀(酒向芳)はニヤリ。家康は瀬名(有村架純)や子どもたちに京土産として買って帰ると約束し、茶屋四郎次郎(中村勘九郎)が調達した南蛮菓子「コンフェイト」を泣く泣く差し出した。義昭は7粒全部を一気に頬張り、ガリガリと平らげ「結構、結構。松平、もうよいぞ。余は寝る。信長の言うことをよく聞いて、幕府に尽くせ」と立ち去った。

 この直前、家康を迎えに来た光秀は、家康とお市の方(北川景子)阿月(伊東蒼)のコンフェイトのやり取りを目撃していた。

 2020年の大河「麒麟がくる」で主演の長谷川博己が演じた明智光秀とは打って変わり、策士のキャラクター像。SNS上には「この明智は既に嫌い」「明智光秀は陰湿、足利義昭は暗愚。『麒麟がくる』と描かれ方が全く違って、これはこれで面白い」「この明智さんじゃ、麒麟はこない」「どちらも腹黒いけど、殿のお気に入りである家康には手を出さない秀吉と、意地悪してしまう光秀の対比なのかな」「この明智は本能寺が楽しみだわ」などの声が続出。そのヒールぶりが早くも視聴者の憤慨を誘った。

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