林家つる子、三遊亭わん丈　来年3月に真打ちに抜てき昇進　女性では初

　落語協会は1日、林家つる子（35）と三遊亭わん丈（40）が来年3月、真打ちに昇進することが決まったと公式サイトで発表した。　つる子は先輩を11人、わん丈は15人追い越しての抜てき昇進となる。同協会での抜てきは、2012年春の春風亭一之輔（45）、同年秋の古今亭志ん陽（48）、古今亭文菊（44）以来12年ぶり。女性の抜てき昇進は同協会では初という。

　つる子は10年、林家正蔵（60）に入門。近年は、女性の登場人物に光を当てて、古典落語を演じる試みで注目されている。わん丈は11年、故三遊亭円丈さんに入門。現在は三遊亭天どん（50）門下。古典、新作共に手がけ、複数のコンクールで優勝している。