杉谷拳士氏 大谷翔平のセーフティーバントは「勝利への執念」「確率の高い作戦を選択したんでは」

[ 2023年3月19日 13:22 ]

杉谷拳士氏
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 昨季限りで現役を引退した元日本ハムの杉谷拳士氏(32)が19日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に生出演。16日に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝イタリア戦での大谷翔平投手(28=エンゼルス)のセーフティーバントについてコメントした。

 大谷は「3番・投手兼DH」でスタメン出場。雄叫びを上げながら気迫を前面に出す投球で5回途中2失点。打っては3回、一挙4点の口火を切る意表を突いたセーフティーバントを決めて、準決勝の米国行きへと導いた。

 大谷のセーフティーバントは栗山監督の指示なのか、大谷自身の判断なのかと聞かれた杉谷氏は「おそらく大谷選手、勝利への執念ですね」と断言した。

 「大谷選手はおそらくシフトも敷かれていて、とにかく先制点が絶対大事なゲームだったので、そういった意味でも大谷選手、確率の高いバントでランナーも送れる、もしくは自分も生きれる、後はチャンスで後ろの選手たちが還してくれるという思いもあって、確率の高い作戦を選択したんではないかなと。自らの」と語った。

 和田アキ子が「こういうのはバッターの気持ちでやっていいんですか」と尋ねると、「いいんです。勝つためだったら何してもいいので」と明言。和田が「バントってこれぐらいのプレーヤーになると、せこくはないけど、なんて言えばいいんだろう、なんか小技になっちゃうじゃない。まあ、結構難しいんでしょうけど。バチンと振って空振りの方がいい気がするんですけど。本人の判断でじゃあ」と続けると、杉谷氏は「本人の判断です。初回にチャンスの場面で大谷選手、ショートライナーで点取れなかったんですね。で、絶対に先制点が必要って彼思ったと思うので、とにかくランナーを進めて、点取るぞって、勝つぞって意志を。まさに執念ですね」と説明した。

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2023年3月19日のニュース