元NHK解説委員・岩田明子さん語るガーシー容疑者の今後　「引き渡しにかなり時間を要する」可能性も

岩田明子さん
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　元NHK解説委員の岩田明子さんが19日放送のTBS「サンデージャポン」（日曜前9・54）に生出演。警視庁が逮捕状を取った前参院議員で政治家女子48党のガーシー（本名・東谷義和）容疑者に言及した。

　ガーシー容疑者についてはインターネットの動画投稿サイトで、俳優の綾野剛らを脅迫したなどとして、警視庁捜査2課が暴力行為法違反（常習的脅迫）や名誉毀損（きそん）などの疑いで逮捕状を取得した。海外に滞在しており、警察当局は外務省に旅券返納命令を出すよう要請し、国際刑事警察機構（ICPO）を通じて国際手配する方針。

　岩田さんは「政治家も政治記者もガーシー容疑者の一挙手一投足に振り回された」と述べ「言動が予想不可能だった。先例がないことがネックで、参議院議員運営委員会の事務局もすごく対応に困っていた」と説明。「先手を打っていくってことも1つポイントになってきましたね。例えば、除名になる前に辞表を出すことを封じるために、最高裁の懲罰の手続きに入った時には、辞表は受け取れないという判例を引っ張り出してきたり。いろんな工夫をしていましたね」と話した。

　「パスポートを買えるって話ありましたよね。ですので第三国に出国するかどうかっていうのが大きなポイント。もしかしたらシンジケートを頼るかもしれない。運び屋ですね。高額なお金を出してくれたら安全に運ぶという水面下の団体もいますので。そういうところに人脈があったりすると、それを入手する可能性がある。仮にシリアとかアフリカの小国といった日本とあまり友好的でない国々に逃亡してしまった場合は、引き渡しにかなり時間を要することになると思う」とも独自の見解を示した。