棋王戦5番勝負第1局開始 渡辺明棋王VS藤井聡太5冠 珍事も発生… ランチは懐石弁当と信州そば

[ 2023年2月5日 12:44 ]

開会式で記念写真に収まる渡辺明棋王(右)と藤井聡太王将(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第48期棋王戦5番勝負第1局は5日、長野市の長野ホテル犀北館で午前9時に始まった。

 現在10連覇中の渡辺明棋王(38)に史上最年少5冠の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖=が挑む好カード。タイトル戦自己最長の11連覇を目指す渡辺に対し、藤井はタイトル戦負けなしの11連覇中と、実力者同士の対戦だ。藤井は現在進行中の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負と並行するダブルタイトル戦に入った。

 開幕局恒例の振り駒で藤井が先手に決定。その振り駒では駒が直立するなど2度の「振り直し」という珍事があった。戦型は前例の多い角換わり腰掛け銀へと進み、渡辺が開始早々30分ほどで仕掛ける展開。正午の昼食休憩までに74手まで進んでいる。

 持ち時間は各4時間で、昼食休憩までに先手の藤井が1時間55分を消費したのとは対照的に、渡辺はわずか21分。終局は夕刻以降の見込みだ。

 午前のおやつは渡辺が信州リンゴのザクザクタルトと信州リンゴジュース、アイスコーヒー。藤井は白玉ぜんざい(温)とアイスコーヒー。昼食は渡辺が季節の懐石弁当、藤井が信州そば定食。

 両者の対戦成績は藤井の12勝2敗だが、先手番では藤井の4勝2敗となっている。

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2023年2月5日のニュース