【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第4話 気高きお市の悲恋 血染めの決意“激動する清須”

[ 2023年2月5日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第4話大河絵 気高きお市の悲恋 血染めの決意
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は5日、第5話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 先週の第4話は「清須でどうする!」。松平元康(松本潤)は織田信長(岡田准一)が待つ尾張・清須城へ。再会のあいさつ代わりに、元康は信長と相撲を取ることに。信長に軍配が上がると、もう一人、相手が現れた。木製の薙刀を手にした“仮面武者”。白熱の攻防の末、仮面が外れると、それは信長の妹・お市の方(北川景子)だった。15年前、男勝りな少女だった市との再会。そして、松平は織田と盟約を結ぶ。両家の結びつきを強めるため、信長は市を娶(めと)れと命じた。

 一方、駿河・駿府に残された元康の妻・瀬名(有村架純)は、今川氏真(溝端淳平)から元康と離縁して、自分に仕えろと迫られ、夜伽(よとぎ)役を受け入れた。氏真が瀬名に抱きつくと、瀬名の左手には元康の木彫りの兎が硬く握られていた。闇落ちした氏真は元康に「今川に戻らなければ、関口家は皆殺し」と文。血で「たすけて せな」と書かれた紙と壊れた木彫りの兎も。元康は拳を床に何度も叩きつけた。元康が破談を申し出ようとすると、市も「やはり嫌です。兄の言いつけとはいえ、元康殿のようなか弱き男の妻となるのは、やはり嫌じゃ。この話、お断り申し上げたい」。元康に背を向けた市の目には涙。市に背中を押された元康は、信長が向けた刀を握り…。石井さんが描く、お市のせつない初恋、氏真の闇落ち、血がにじむ瀬名のSOS、自らの血に誓った元康の決意…清須でどうする!。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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