元大使館勤務の豊田真由子氏 なぜ首相補佐官の閣僚土産購入に公用車?に「総理の息子さんだからです」

[ 2023年2月5日 17:15 ]

豊田真由子氏
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 元衆院議員で大使館勤務の経験がある豊田真由子氏(48)が5日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。岸田文雄首相側が欧米歴訪の土産を複数の閣僚らに配った件に言及した。

 一部週刊誌で、首相の長男で政務秘書官の翔太郎氏が同行中に公用車で観光したと報じられたことに対し、政府は首相の政治家としての土産購入が目的の一つだったと説明。翔太郎氏が、閣僚への土産を購入したことについて批判が相次いだ。国会で「プライベートの土産を買うことは、総理秘書官の公務ですか?公私混同じゃないですか」という公用車を使うことの線引き、土産購入が公務かという質問に対し、首相は「政務秘書官の本来業務に含まれ得ると考えます。すなわち公務であると思います」と答弁し、閣僚に土産物を買うことは公務だという認識を示した。

 コメンテーターでタレントの大竹まことが「古い話だけど、この番組に平沢勝栄さん(衆院議員)がお出になって、あの人は外国(英国)の大使館に勤務してて“日本から大臣の人が来ると、接待で大変だった”って。ものすごい接待して、やれワイン買うんだ、何買うんだって全部付き合ったって話聞いた」と話すと、ビートたけしも「俺の知り合いも大使館員がいたんだけど、女の世話までしたって言ってたよ」と“暴露”。これに、今回の場合は公用車を使ったことは問題だとする豊田氏は「今はやってないですよ。外務省も機密費とかでいっぱい馬買ったりだとか、大騒ぎになった時があって、そこからすごい厳しくなって、私たちも全部だめです、だめです、だめですって」と現在の大使館員を擁護した。

 ここで元衆院議員の宮崎謙介氏(42)が「なしなしで行っちゃうと、なんもなくなっちゃうと、意外とつまらなくなっちゃうので、ギリギリのところを大使館の人たちも知恵を絞ってやってくるんです。今回はこういうテーマだから、例えばポルシェミュージアムとか行こうとか、胸がわくわくするところを入れてくる」と明かし、豊田氏は「あーあ、言っちゃった。余計なことを」とつぶやいた。司会の阿川佐和子が「視察という名目を使って観光旅行をするというわけでしょ」とただすと、豊田氏は割って入って「今回、もしかしてフランスとか英国は緩いのかもしれないと思って、そこの大使館勤務の経験のある友人にも確認しました。みんな厳しくやってるって」とまたも大使館員を擁護。さらに阿川が「今回どうしてそうなったんですか?」と切り込むと、豊田氏は「総理の息子さんだからです」と“特別扱い”を認めていた。

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2023年2月5日のニュース