竹田恒泰氏 増税議論で私見「防衛費増に財源が必要だという前提自体、財務省のレトリックにハマっている」

[ 2023年2月5日 18:45 ]

東京・六本木のテレビ朝日
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 明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏が5日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。防衛費増などでの増税の議論が進んでいることに言及した。

 番組では、物価高、そして防衛費増などでの増税の議論が進む中、まずは政治家が身を切るべきだとして、好立地にある格安の議員会館に注目。都内の賃貸住宅の家賃が上昇する中、赤坂議員宿舎の家賃は減少しているとし、専門家は「普通に借りれば、日当たりの悪い3LDKの部屋で50万円。上の階は100万円はいく」と相場は50~100万円だと説明。現実は、昨年3月までは13万8066円で、現在は12万4652円に値下げされていると伝え、そのほかの議員宿舎についても紹介。また、国会議員の歳費(給与)は月129万4000円のほか、領収書の公開義務のない調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)100万円で計230万円だと説明した。

 竹田氏は、増税の議論について「先ほどから防衛費を増額するということは財源が必要だって、皆さんその前提で語ってらっしゃるんですけど、それ自体が財務省のレトリックにハマっていると思うんです」と言い、「要するに予算をつけようとしたら“はい、財源”って必ず言いますよね。ところが、もし防衛費を最優先事項だと見るのであれば、財源なんかいらないはずなんですよ」と指摘。そして「さっきもVTRで(一般家庭が)電気代が高い、じゃあ削減するところは削減してって何とかやりくりするのが普通の感覚ですよ。だから防衛費よりも優先順位の低いものが自ずから削られるだけの話。財源というのは、いろいろある中で、これを優先的に入れるっていうんだったら、財源があればスムーズにいくっていうだけで、これはもう財務省のレトリックですよ」とし、「本当に優先順位が高いんだったら、コロナの時に何10兆とかやりましたよね。しかも防衛費って年1兆円って話ですけれども、コロナの使途不明金10数兆円とされてますよね。そんな1兆円なんて、ちょっとした鉛筆なめなめでどうにでもなっちゃう、国家レベルでは。そのために増税なんていうこと自体が完全に財務省脳に侵されてると思っていいと思いますよ」と自身の見解を述べた。

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2023年2月5日のニュース