成田悠輔氏　相次ぐ迷惑行為「大騒ぎしないほうがいい」のワケ　“仕掛人”の「思うツボ」

東京・赤坂のTBS社屋
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　米イェール大学助教授で経済学者の成田悠輔氏が5日放送のTBS「サンデージャポン」（日曜前9・54）にリモート出演。回転ずしなどでの迷惑行為について「あまり大騒ぎしないほうがいいんじゃないか」と持論を述べた。

　回転ずしチェーン「スシロー」では、客の男性が指に唾をつけ、回転しているすしのネタに塗り付けたり、卓上の湯飲みやしょうゆボトルの口をなめて戻したりする行為がSNSで拡散され、騒動に。

　同社の株価は急落し、一時は時価総額約170億円下落。MCの爆笑問題・田中裕二は「株価が下落したのは、この1件が理由かどうかは確定したわけじゃないけど。闇バイトで迷惑行為をネットに上げるように指示して、株価を操作し投資でもうけるみたいな人たちが出てくんじゃないかみたいな、心配の声をあげる人もいる」と成田氏に水を向けた。

　成田氏は「できちゃいますよね。だから、あんまり大騒ぎしないほうがいいんじゃないかなと思う」とコメント。「株価ってもともと、乱高下してるもの。過去1年間の時価総額の変遷とか見ると、170億円落ちたっていうのは、ほとんど見えないくらいの、日々ある変動のうちの1つっていう感じ。これを取り上げて大騒ぎすればするほど、裏にいるかもしれない仕掛人にとっては思うツボ。さらには、いたずら心でやってしまった若者たちを集団リンチしなくちゃいけないみたいな状態に、悪循環になっていく。だから1番大事なのは、大騒ぎしておおごとにし過ぎないっていう、自分達の自制の心が大事」と述べた。