笑点新メンバー春風亭一之輔 大喜利開始前に座布団5枚没収も…司会の昇太が粋な計らい

[ 2023年2月5日 17:51 ]

「笑点」新メンバーとして大喜利に参加した春風亭一之輔(C)日本テレビ
Photo By 提供写真

 日本テレビ系「笑点」(日曜後5・30)の大喜利に出演する新メンバーが春風亭一之輔(45)に決まり、5日の放送で初登場した。

 昨年9月30日に肺がんのため死去した六代目三遊亭円楽さん(享年72)の後任。司会の春風亭昇太から呼び込まれて一之輔が登場すると、大きな拍手と歓声に包まれた。

 三遊亭小遊三、林家たい平に挟まれた席に正座すると、一之輔は「はい…」とつぶやくように一言。たい平から「第一声、声小せえなあ!」とツッコミを受け、場内は爆笑に包まれた。番組では若かりしころの映像も流され、一之輔は「いやあ、かわいかったですね。どんな苦労をしてきたんでしょう、私は」と自虐も込めて笑わせた。

 「笑点」の新メンバー登場は、昨年1月の桂宮治(46)以来となる。昨年9月25日放送の同番組で、一之輔は円楽さんの代役として大喜利に出演。宮治や昇太をいじり倒し、爆笑を誘っていた。昇太から「VTRを見てたら、若手のころから、僕のことを相当言ってたよね?」と指摘されると、「付いて行きますよ…。これからは!」とゴマすり発言で笑いを取った。

 それでも積年の恨みからか?昇太は「1枚残して全部取って」と、大喜利開始前に一之輔から5枚の座布団を没収。いきなりの洗礼に、一之輔は「過去のことで?」と首をかしげいていた。しかし、昇太はその後、「せっかくなんで、メンバーの皆さんも平等ということで、みんな1枚ずつにしちゃって下さい」と、全員の座布団を没収。昇太の粋な計らいで、全員が仲良く座布団1枚からの再スタートとなった。

 一之輔は「今最もチケットが取れない落語家」とも言われる人気落語家。2001年に日大芸術学部を卒業し、春風亭一朝に入門。12年に21人抜きという異例の大抜てきで、真打に昇進した。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月5日のニュース