とにかく明るい安村　先輩の結婚パーティーで一変した芸人人生「とりあえずやってくれって」

とにかく明るい安村
Photo By スポニチ

　お笑いタレントとにかく明るい安村（40）が、5日放送のTBSラジオ「川島明のねごと」（日曜後7・00）にゲスト出演し、ブレークのきっかけを語った。

　幼なじみと結成したコンビ「アームストロング」を2014年に解散。本名から現在の芸名に変更し、ピン芸人として再出発した。パーソナリティーの「麒麟」川島明は、「何か吹っ切れたというか、急に“とにかく明るい”と言い出して。とにかく暗かった男が、とにかくしょんぼりして、人類史上最低の歯並びをしていた男が、急に裸一貫で出直して」と、いじりを加えながら安村のこれまでを振り返った。

　ピンで再出発した安村を一躍、有名にしたのは、フジテレビ系の昼の情報バラエティー番組「バイキング」だった。安村は「最初は『バイキング』ですかね。お昼の。坂上（忍）さんがMCやっている。フットボールアワーさんとかおぎやはぎさんとかがやっていた時」と説明した。

　ピンで活動し、ネタが完成したころ、たまたまお笑いコンビ「ライセンス」藤原一裕の結婚パーティーに出席。藤原からネタ披露を求められたという。「僕のネタを見たことないのに、“とりあえずやってくれ”って、結婚パーティーで裸のネタをやったんです。できていたんで、ちょうど」。たまたま、その場にいたのが、「バイキング」を担当していた放送作家だったそうで、坂上のMC回に出演依頼を受けたという。

　安村といえば、水着を体で隠して、何もはいていないように見せかけ、「安心して下さい。はいてますよ！」のネタ。作家のもくろみ通り、「バイキング」でも大ウケだったという。「そこですごく盛り上がって、生放送が終わって、終わった直後にスタッフさんが“来週も空いてますか？”って」と、たびたび同番組に出演することに。さらに「毎週出て、そこからサンドウィッチマンさんと地引き網ロケを。全裸に見える地引き網を」と、活躍の場がどんどん増え、芸人人生が一変したことを明かした。

　川島には、安村にブレークの予感はあったという。コンビでMCを務めたニコニコ生放送の配信番組に、安村がコンビでゲスト。「コンビで来ていたのに、ヤス（安村）がいつもなら振られるのを待ってたのに、ヤスがずっとやじって、ゲームのこと分からんのに、ばんばんボケて」。さらに「この株を買っとこう思って。売れるわと思って」と感じたことを明かすと、安村は「そうだったんですか？うーわ、うれしい。初めて聞いた」と感激していた。