柳葉敏郎 ドラマの撮影現場がつまらない 「そうじゃねえだろって」納得いかないワケは

[ 2023年2月5日 21:11 ]

柳葉敏郎
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 俳優の柳葉敏郎(62)が、4日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜後2・28)に出演。昨今のドラマの撮影現場に、不満を漏らす一コマがあった。

 数々の作品に出演し、名俳優としても名高い柳葉。NHKで今秋スタートの23年後期・朝の連続テレビ小説「ブギウギ」への出演も決まっている。そんな柳葉だが、62歳になり「セリフが覚えづらくなったね」など、年齢の変化はさすがに感じるようだ。しかし、それ以上に辛いことがあるという。

 「まずね、現場に行くとだいたい年下の方ばかり。そうすると注文をしてくれなくなるわけです。叱ってもくれないわけです。これは寂しいね」

 役者としての醍醐味は、やはり演出家などと一緒に人物像をつくっていく作業。「やり取りね。そのコミュニケーションがなくなったな。そこに楽しみがあるわけさ」と柳葉の一存で決まってしまうことが実は面白くないと告白。「何にも言ってくれねえ」と嘆いた。

 現場ではほとんど、「こうする?」と柳葉が案を出すと、スタッフが「はい!」。二つ返事で決まることに、胸中では「そうじゃねえだろって。なんか、来いや!」と叫んでいるという。「こっちもさ、それなりにもう1個、準備している訳よ。もう一つ、二つさ」。ところが、あっさりと決まってしまうため、反対に「えぇ、いいの? それで」と戸惑ってしまうことが多い。

 お笑いコンビ「NON STYLE」石田明から「昔と最近で現場は変わりましたか」と聞かれた柳葉は、返答に困ったのか、「う~ん、どうでしょう」とミスター長嶋茂雄氏の口調を真似して、相変わらずの巨人ファンぶりで話をまとめていた。

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