豊田真由子氏 政治家は身を切るべきという意見に「まじめに政治活動すると国会議員は基本、大赤字」

[ 2023年2月5日 17:54 ]

豊田真由子氏
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 元衆院議員で大使館勤務の経験がある豊田真由子氏(48)が5日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。都内の好立地にある格安の議員会館について言及した。

 番組では、物価高、そして防衛費増などでの増税の議論が進む中、まずは政治家が身を切るべきだとして、好立地にある格安の議員会館に注目。都内の賃貸住宅の家賃が上昇する中、赤坂議員宿舎の家賃は減少しているとし、専門家は「普通に借りれば、日当たりの悪い3LDKの部屋で50万円。上の階は100万円はいく」と相場は50~100万円だと説明。現実は、昨年3月までは13万8066円で、現在は12万4652円に値下げされていると伝え、そのほかの議員宿舎についても紹介。また、国会議員の歳費(給与)は月129万4000円のほか、領収書の公開義務のない調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)100万円で計230万円だと説明した。

 コメンテーターのタレントの優木まおみ(42)が「領収書のいらない100万円など、多くのお金をもらっているんだから、民間の所に自分で借りればいい」という意見に、豊田氏は「実はすごいまじめに政治活動すると、国会議員って入りより出の方が圧倒的に多くて基本、大赤字なんです。収入だけで大体1年で3500万円くらいあるんですよ。だけどそれを個人の懐には全く入らなくて、全部そのまま議員の事務所と政治活動につぎ込まないといけないんです。内訳の1番大きいのが小さい会社を経営しているみたいなものなので人件費とか家賃とか駐車場とか光熱費とか事務所の運営費で大体2300万円くらいかかりますと。もう1つの政治活動費、これは何をやってるかっていうと、いろいろやっているんですが、月に100件とか150件くらい式典とか会合とかに出るんですよ。それって結局、食事を用意されてしまうので、長い時間いないで1日5個とか10個とか行くんですけど、用意されている分、ただ食いになってしまうので会費を払うんですね」と政治家はお金がかかると説明した。

 これに大竹まことが「お金足りないって言ってるんだけど、俺たちには分かんないよね。あの金が足りてるのか、足りてないのか。その問題の奥にあるのは、このお金全部、国会議員が決めたんです。自分たちで。国会議員が自分で決めて文書交通費が100万円あって、この金に領収書はいりませんって自分たちで決めたんだよ。だからもしこの金が正当か、正当でないっていうんなら第三者委員会みたいなのをつくって、そこでやればいいだけの話で、この金額は、まじめにやってたら足りませんと。じゃあまじめじゃなかったら丸儲けじゃけいかと。こっちは勝手に思っちゃうよね」と言うと、豊田氏は「そういう人もいます」と認めていた。

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2023年2月5日のニュース