金子恵美氏　岸田首相の長男の“公用車問題”に「ご子息…なおのこと線引きは厳しくしておかないと」

　元衆院議員の金子恵美氏（44）が5日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」（日曜正午）に出演。岸田文雄首相側が欧米歴訪の土産を複数の閣僚らに配った件に言及した。

　一部週刊誌で、首相の長男で政務秘書官の翔太郎氏が同行中に公用車で観光したと報じられたことに対し、政府は首相の政治家としての土産購入が目的の一つだったと説明。翔太郎氏が、閣僚への土産を購入したことについて批判が相次いだ。国会で「プライベートの土産を買うことは、総理秘書官の公務ですか？公私混同じゃないですか」という公用車を使うことの線引き、土産購入が公務かという質問に対し、首相は「政務秘書官の本来業務に含まれ得ると考えます。すなわち公務であると思います」と答弁し、閣僚に土産物を買うことは公務だという認識を示した。

　2017年に総務政務官を務めていた時に、公用車に子供を乗せて議員会館から議員宿舎に送迎していたことが私的利用では、と批判された経験を持つ金子氏は「基本的に公用車を使うのは公務の時っていうことですよね」と指摘し、「例えば、朝早い公務だとか、どうしても公務先に行くには、宿舎に戻っていくという時間がないので、そのまま公用車に子供を乗せて議員会館の下で預けて、そのまま公務に行った方がいいということで総務省と話した結果でしたね」と自身のケースを振り返り、公用車の使用できるのは公務がある場合に限られることだと指摘。政府は、翔太郎氏について、公用車使用について視察としているが「そこに総理がいなかったっていうのが今回ちょっと指摘されるところになったのでは。ご子息ということもあって世論もあって…なおのことそこの線引きは厳しくしておかないと、息子にって言われてしまうわけだから、本人が乗る、そして公務である、その時に使うものが公用車だと思います」と自身の見解を述べた。