坂崎幸之助 YMO高橋幸宏さん追悼「本当に悲しい。おしゃれで憧れの先輩」 らしさ全開の選曲で惜別

[ 2023年1月24日 18:00 ]

坂崎幸之助
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 ロックバンド「THE ALFEE」の坂崎幸之助(68)が20日放送のNACK5「K's TRANSMISSION」に出演。11日に死去したイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のドラマー高橋幸宏さん(享年70)を追悼した。

 高橋さんは脳腫瘍で闘病中、併発した誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。

 坂崎は「しかしまあ…先輩方でお亡くなりになる方がほんとに多くて。毎週のように追悼番組じゃねえかみたいな感じでさ。幸宏さんが亡くなってしまって、加藤(和彦)さんのもとへ行ってしまいましたよ…(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの創設メンバーだった)デビッド・クロスビーが亡くなったというニュースもあって。がっかりです。幸宏さんは番組に来てくれたこともあったし。通常モードですけど追悼番組…本当に悲しい。自分がそういう年齢になったんだなっていっちゃそうなんだけど…」と気丈にふるまいながらも、沈痛の思いを口にした。

 2009年、音楽家・加藤和彦さんの密葬で「幸宏さんと一緒に棺を運んだりした覚えがあります」と振り返り、「番組にも来てくれて。フライフィッシングが大好きな人でしたから、僕もフライ好きで“管理釣り場”に行くんですって話したら、“カンリツリバー”っていう川があるのか?!みたいな話をずっとしてたり」と楽しかった思い出を回想。

 また「幸宏さんは僕が知る中で、ミュージシャンの中で一番おしゃれな人でした。お会いしても緊張するくらい圧倒的におしゃれ。センスの塊っていうか。会った時も緊張してました。ほんとにおしゃれで、若い時からそうだった」と振り返った。

 坂崎が高橋さんの名前を知ったのは1970年ごろで、「ガロのバックをやってたんですよね。高校生くらいからプロのような仕事されてて。憧れの先輩で」といい、ガロが「中津川フォークジャンボリー」(1971年)で「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSNY)」の「オハイオ」をカバーした際の音源を放送。

 また、高橋さんが参加した「サディスティック・ミカ・バンド」について、僕が一番好きなのはファーストアルバムなんです。一番びっくりしたのが幸宏さんのドラミング。これ聴いてて、2曲目の頭なんですけど、このドラムすげえなと思った。一般的にはYMOの幸宏さんなんだけど、僕の中ではミカ・バンドでの2曲目の頭のフレーズが高橋幸宏なんですよ」と熱弁。衝撃を受けたという一曲「怪傑シルバー・チャイルド」を放送した。

 「イントロでびっくりして、かっこいいなって…衝撃的でした。すごいこの人はって思った。あちこちでYMOの曲がかかったりしてますけど、ここはKトラらしく、幸宏さんのドラムが光っていた曲を聞いていただきました。幸宏さんのご冥福をお祈りしたいと思います」と偲んだ。

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