藤波辰爾 肉体は限界でも「猪木さんを語る意味でも現役であることは第一条件」

[ 2022年12月22日 19:10 ]

プロレスラーの藤波辰爾
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 プロレスラーの藤波辰爾(68=ドラディション)が、21日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。自身の「引退」について語る場面があった。

 「プロレス人生50年を過ぎて、半分はヘルニアが続いていますから。極めつけは10年前に脊柱管狭窄症でメスを入れたんですよ。これで自分の選手生命終わりかなと思ったんですけれど、復帰できるまで回復して」とケガに苦しめられてきた藤波。「猪木さんが亡くなったのをきっかけに、リングを降りられなくなったんですね。自分自身も諦めがつかないというか、これから猪木さんを語る意味でも現役であることは第一条件ですね」と心不全のため10月1日に亡くなったアントニオ猪木さん(享年79)への思いを語った。
 
 さらに「全盛期とはかけ離れた体調ですけれど、リングを降りる勇気がない。長州力も引退したけれど、心の中は現役。僕がいつどこで引退宣言するか分からないけれど、彼は待ってくれていのかなって。元気がない時は“彼も今どこかで頑張っているのかな”なんてお互いに励まし合いながら」と“名勝負数え歌”を繰り広げた元プロレスラーでタレントの長州力(71)への“対抗心”も見せた。

 「肉体がしんどい時もやれるんだ」という古舘伊知郎氏の質問には「リングが自分の活力のバロメータで、自分のやる気を測る。リングを降りたら何も手につかないと思う」と答え、続けて「俺にはプロレスしかない、という意識がある?」と聞かれた藤波は「あります。活力源ですよね」と即答した。

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2022年12月22日のニュース