TBS「炎の体育会TV」来年3月末で終了 11年半の歴史に幕 メッシ、Cロナら世界的アスリートも出演

[ 2022年12月22日 05:00 ]

TBS「炎の体育会TV」に出演したリオネル・メッシ(番組公式SNSより)
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 TBSのスポーツバラエティー「炎の体育会TV」(土曜後7・00)が、来年3月末で終了することが21日、分かった。国内外の一流アスリートにも愛された番組で、サッカーW杯カタール大会を制したアルゼンチン代表のFWメッシもお気に入りだった。2011年10月のスタートから11年半で幕を下ろす。

 同局関係者はスポニチ本紙の取材に「来年4月の改編期で終了することが決定済み。関係各所に報告をしている」と明らかにした。司会の今田耕司(56)や蛍原徹(54)ら出演者にも伝えられている。近年は視聴率が落ちていたが、関係者は「各局が力を入れる土曜7時枠で長年放送しており、一定の役目を果たしたと思う」と終了について説明した。

 さまざまな一流アスリートが番組独自の競技を通じて、能力や技術の高さを披露してきた。また、タレントが本気でスポーツに向き合う姿も届けてきた。お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(43)はボディービルやエアロビクスなどの競技に挑戦。フィンスイミング(足ひれ着用の競泳)では日本代表として世界大会に出場した。15日に死去した女優あき竹城さん(享年75)もレギュラー出演し、母親的存在として親しまれた。

 番組は、国内外の世界的アスリートをゲストに迎えてきた。メッシは11回登場し、ゴールに設置された的を狙うキックターゲットなどの競技にチャレンジしたほか、スペインの自宅を番組で世界初公開したこともある。C・ロナウド、エムバペらW杯で活躍した選手も出演した。

 後番組は平日ゴールデン帯のバラエティー番組がこの放送枠に移動して放送される方向で調整中という。

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