辛坊治郎氏 新型コロナウイルスと季節性インフルエンザ「どっちを重大視すべき病気だと思う?」

[ 2022年12月22日 19:15 ]

辛坊治郎
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 キャスターの辛坊治郎氏(66)が22日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演。新型コロナウイルスについて語った。

 番組内では厚生労働省が公表したデータをもとに、「80歳以上のコロナ致死率1.69%、インフルエンザとほぼ同等」と紹介した。辛坊氏は、以前目にした、とあるネットニュースの「岸田政権を批判する文脈」の見出しと記事が気になった様子。その原稿は「とにかく日本のコロナ対策は最悪だ!世界で一番、今感染者と死者が多いのは日本なんだ」という内容だったようだ。しかしながら現状、他国との対応の違いがあり単純比較できないという。

 「ニュースいうのは本当に難しいな」と前置きした上で、「これは嘘じゃないけど、本当じゃないニュースの典型例で。確かにデータを見たら、世界の感染者数と死者の数の直近の数字は日本が全世界の中で突出して高い、大きいのは間違いないです。数字の上では。だけど、世界ではもう既に感染者の全数把握なんてやってないし。死者も何かを死因とするかの判断基準が国によってバラバラで。中国がついに、最終的にコロナによる呼吸器系の原因によって死んだという人以外はコロナとしないと」と比較するのが難しいと言わんばかりにコメントした。

 さらに、新型コロナの今年7月、8月の60歳未満致死率「0.00%」と紹介。辛坊氏は「60歳未満の、新型コロナの、今年の夏時点の日本の致死率は0%。誰も死んでいない。従来の統計における60歳未満の季節性インフルエンザの致死率は0.01%」と話した。

 若年層のインフルエンザ死は「多い年は二桁」と警報を鳴らす。「80歳以上の季節性インフルエンザの致死率1%台。若年層はそれに比べてずっと少ないとはいえ、若年層は季節性インフルエンザで若い人は死ぬ、リスクはそれなりにある。新型コロナは60歳未満、今年の夏のデータで致死率0%。どっちを重大視すべき病気だと思う?」と問いかけた。

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2022年12月22日のニュース