感染経験者の新ワクチン早期接種 医師が注意「早めに打ってもいいけど、副反応が強めに出ると思う」

[ 2022年8月30日 17:49 ]

日本テレビ
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 医師で国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授が30日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)にリモートで生出演し、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチンの接種を9月中に前倒し開始するという政府方針についてコメントした。

 政府はこの日、当初10月からの開始を目指していたオミクロン対応のワクチンについて、9月に前倒しで開始できる方向で調整を進めていることを明かした。松本氏は「急に前倒しで9月からとなりますと、時間がありませんので、そういう意味では私たちにとってはどういうふうに準備していこうか、戸惑っております」と率直な思いを口にした。さらに「いきなりワクチンを打てるようにしますよと言ったところで、打つ場が、準備が必要ですので、混乱が残ってしまうのではないかと危惧しております」とも話した。

 第7波では連日、全国で20万人以上の感染者が出るなど、多くの人が感染している。藤井貴彦アナウンサーから「感染から回復した人がこのワクチンを打つことには問題ないんでしょうか?」と問われると、松本氏は「感染した後の抗体価は上がっていますから、いきなりすぐに打つ必要はありません。通常は3カ月くらい空けてもいいとは言われています」と解説した。

 その上で「感染の時期でもありますし、厳しいので早めに打ちたいという方もおられると思います。早めに打ってもいいけど、副反応が強めに出ると思いますけど、それを覚悟をした上で早めの接種もありとは思います」と、注意事項も挙げていた。

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2022年8月30日のニュース