乃木坂46 秋元真夏が殻破りチームの結束強化、メンバーの精神的支柱に

[ 2022年8月30日 05:00 ]

乃木坂46の秋元真夏
Photo By スポニチ

 【乃木坂10年史(中)】国民的アイドルグループへと成長した乃木坂46は19、20年と立て続けに転機が訪れた。19年2月に西野七瀬(28)、20年10月に白石麻衣(30)と「ダブルエース」と呼ばれた2人が卒業したためだ。そのポストが誰になるのか、18、20年加入の若い4期生16人も加わってセンターポジションを競い、グループは変革の時を迎えた。

 そんな中、メンバーの精神的支柱として大きな役割を果たしたのが、19年9月に桜井玲香(28)の後任として2代目キャプテンに就任した秋元真夏(29)だ。

 自身が就くとは夢にも思っていなかったといい「自分なりにどうしようと家で考える時間がたくさん増えた」と苦悩した。「自分は言葉で伝えたり、引っ張っていくのが苦手なタイプ。楽をしようとすると、仲いい子たちだけが楽しくしちゃってグループがまとまらなくなる可能性があったので、そこは力を入れた。ステージじゃないところでもいろいろと発信しました」。秋元自身が殻を破ってメンバーに積極的に話しかけ、チームとしての結束を強化。グループの安定飛行につなげた。

 今年に入ってからは5期生11人も加入し、一気に若返りが進んだ。7月から開催してきた全国ツアーでも積極的に5期生たちと接したという。「話しかけるとみんなしゃべってくれる。私たちの方からグイグイいかないといけないなと改めて思いました」。その言葉通り、メンバーの心の安定剤となった。

 グループは順調に進化を遂げている。西野の卒業後にエースへと成長したのが1期生の齋藤飛鳥(24)。そして「次世代の白石」とも評されているのが3期生の副キャプテン、梅澤美波(23)だ。「真夏さんを助けつつ、背中を見ながら私も学んでいきたい」。秋元は「同期が卒業していって今の乃木坂になって、特に3期生が先頭に立って本当にしっかりしている。カッコイイ姿を後輩たちが見せてくれている」と胸を張った。(特別取材班)

続きを表示

2022年8月30日のニュース