フォーリンラブ・ハジメ 6年に及んだ男性不妊治療語る「正直、まさか自分が…と」 妻・妊娠での思い

[ 2022年8月22日 14:00 ]

「フォーリンラブ」ハジメ

 お笑いコンビ「フォーリンラブ」ハジメ(38)が22日、フジテレビ「ポップUP!」(月~金曜前11・45)にVTR出演。6年にも及んだ男性不妊治療について語った。

 ハジメは2014年、2年間の交際を経て航空会社に勤務する2歳年上の会社員と結婚。2018年にはフォーリンラブ公式ブログで、不妊治療のため精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)手術を受けたことを公表していた。人工授精や精索静脈瘤手術、顕微授精などを経て、最終的にPGTA検査を受けて妊娠に成功。今月12日に、6年の不妊治療の末、妻が念願の第一子を妊娠したことを公表。現在は安定期に入っており、11月の出産を予定している。

 結婚から2年、約6年前に男性不妊治療専門クリニックを受診したというハジメ。最初は「(妻の検査に)ちょっと助走つくかな」ぐらいの軽い気持ちで受診したというが、医師から「あなたは(精液量、精子の数、活動率の高い精子は)すべてにおいて低いです。自然妊娠をするにはちょっと難しいかもしれませんね」と診断され、「正直、まさか自分が…と思いましたね。いざ言われると“俺ってそうだったんだ”って」とショックを受けたという。その後、妻も検査はしたが、問題はなく、そこから夫婦で話し合い、不妊治療を開始したという。

 まず医師から漢方治療、精索静脈瘤手術の2つの治療法を提示されたという。手術で5~7割の人が改善されるということで手術に踏み切るも、半年後の検査は「何も変わってなかった」そうで、「急にもう“あなた自然妊娠、可能性ありませんよ!”って突き付けられたみたいな感じだったので、ここは1回、僕がガクンとは来ましたね。もう自分は子供を作る資格がないんじゃないか、みたいな、自分の力では遺伝子残せないんだ、みたいな気持ちになって、情けないし、申し訳ないし…」と振り返った。

 それでも、妻は下を向くことなく、自然妊娠を諦め、顕微授精を試すことに。今度は妻の身体的な負担が大きく、負い目を感じることも。それでも妻から「ゴールは2人の子供なんだから、不妊治療はあなただけの問題じゃなくて、2人の問題なの」と言われ、ようやく「2人の問題なんだ」と思えるようになったという。不妊治療を始めて約4年が経過した頃、待望の妊娠が分かるも、4カ月で稽留流産。「思い出すだけでも(込み上げて)くるんですけど…。きつかったですね、あれは。パパママの手帳もらった絶好の気持ちからこんな落ちる、ってなって。この思い、またせなあかんのかって。幸せになりたいって。2人で向き合っている結果がこんな不幸な思いさせられんのかなって」と当時の心境を吐露。これを機に、コロナ禍の影響もあり、不妊治療は一時中断したという。

 「クールダウンといいつつ毎日、子供話はする。(治療は休んでも)やっぱり子供はほしい。そこは変わってなかった」といい、あらためて「じゃあ、頑張ろうか、2人で」と不妊治療を再開。ハジメも自分なりの努力を重ね、妻も卵子の数も減ってきて、「これが最後」と思った時に再び妊娠。現在、妊娠8カ月まで成長し、性別も女の子であることも分かったという。

 「毎日うれしいです。毎日おなか触って、体温も感じるので、“わぁ”とかってなったり、いよいよお迎えグッズとか、ベビー用品店行ったりとか、ずっと笑っている感じですね」「無事に赤ちゃんの顔を見られるまでは安心できないっていうのが本音ではあるんですけど、それでも今までの何回もしてきた経験と圧倒的に違う状況なんで、うれしいほうが大きいです」と声を弾ませたハジメ。「不妊治療を含めて妊活というものは1人の問題じゃない。おなかが大きくなったり、妊娠出産するのはもちろん女性であって、男性にはそれがないので、ちょっと縁遠いとか、あまり関心を持たない方も多いのはわかるんですけど、妊活をするという時点でどちらも自分の体の状態はチェックするべきだと思います」と呼びかけた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月22日のニュース