永野芽郁 母に「もう無理かもしれないって」 過酷な朝ドラヒロイン生活「日曜日は寝ずにセリフ覚えた」

[ 2022年8月22日 12:19 ]

永野芽郁
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 女優の永野芽郁(22)が21日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。対談企画「インタビュアー林修」に登場した。

 9歳で芸能界入りし、モデルや映画出演を経ながらステップアップ。2018年、高3でNHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインに抜てきされた。

 左耳が聞こえない難病を抱えながら漫画家を目指す女性を好演。10カ月に渡った撮影は過酷そのものだった。「月曜日に火曜から金曜のリハーサルを全部するんですけど、リハーサルでセリフを入れていかなきゃいけなかったので、日曜日は寝ずにセリフ覚えて。1週間分入れて、10時間とかかかりました。最後、セリフ覚えるのがすごく早くなりました。1時間で1週間分入るようになった」と明かし、VTRを見守ったスタジオからは驚きの声が上がった。

 「台本を覚えるのが好きだからできるんでしょうね。教科書とか全然覚えられたなかったですもん。台本はお芝居がきっと好きでその役のことを考えるのが好きだから、きっとすぐ入るんでしょうね」と言い、役作りとして「左耳にずっと耳栓を入れる生活をして。いつもだったら左をぱっと振り向けた。左に耳栓してるからか右から振り抜くようになったりして、現場の皆さんと試行錯誤して、積み重ねていった感じです」と語った。

 朝ドラのオーディションを初めて受けた作品でいきなりヒロインに。「これだけのスピード感で撮影していくんだっていうのを、ちゃんと自分が体験するまでそれが事実に結びつかないというか。いろんな人からの果たし状を受けてる気がして。怖い、どうしよう、やるしかない、でもやれないかもしれないって」と精神的にも追い込まれる日々だったという。

 過密スケジュールに加えて、左耳が聞こえないという難役、国民的ドラマの主演という重圧にさらされ、「お母さんに“もう無理かもしれない”って初めて言いました。お母さんも初めて、じゃあもう一緒に逃げようって言ってくれました。あれだけ厳しかったのに」と回想。仕事を最後までやり通す責任感を教え込んできた母の言葉に「やらなきゃって思いました」と奮い立った。

 「母親として気持ちと、1人の大人として私のこと見てるところがたぶんあって。お母さんの中でもすごい葛藤はあったと思います」と語り、母が見せた覚悟に絆を感じた永野はなんとか無事に朝ドラ撮影を完走した。

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2022年8月22日のニュース