能町みね子さん 生稲晃子議員の釈明に皮肉「おじさんに許してもらう言い訳をたくさん用意している感じが」

[ 2022年8月20日 17:27 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 コラムニストの能町みね子さんが20日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(月曜前9・00)に生出演し、自民党の生稲晃子参院議員(54)が6月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪れていたことに対する釈明について、私見を語った。

 この1週間のニュースを振り返る中で、生稲氏が八王子市の教団関連施設を萩生田光一政調会長とともに訪れていた問題をピックアップ。生稲氏は、「暑かったので、顔を直すこととか、自分が間違えないようにしゃべらないといけないとか、そういうことに必死で、その時は周りをまったく見ていなかった」と述べ、訪問した際には教団の関連施設と理解していなかったと釈明していた。

 能町さんは「今週は言い訳の週だなと思って。いろんな豊富な言い訳が出たので。謝罪文とか結婚報告のファクスの評論家でもあるんですけど、言い訳評論家でもあるんです」とユーモアをまじえ説明。「今週の言い訳」をランキング形式で紹介し、3位に選んだのが生稲氏だった。

 生稲氏が参院選初出馬で、右も左も分からない状態だったことから、能町さんは「これ私、もしかしたら本当じゃないかと思っていて」と推測。しかし、「だからいいわけではないんですけど」とも指摘した。

 能町さんがポイントに上げたのが、化粧直しのくだりだった。「わざわざ“顔を直す”と言うところがすごいなと思って。おじさんに許してもらうための言い訳を、すごくたくさん用意している感じがあるんですよね」とチクリ。生稲氏がアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーだったこともあってか、「顔を直したり、お化粧を直したり、自分が間違えないように必死にしゃべらないといけないと、アイドル的な言い訳で“ドジだなあ”みたいな、“まったく生稲ちゃんは”というような、自民党のおじさん議員が、幼い女の子を許してあげるみたいなところに、自分からすり寄っている感じがして」と皮肉たっぷりに語った。

 そのため、「言い訳としては実は本当のことを言っていたりするかもしれないので3位なんですけど」としつつ、最後は「内容としては、政治家としては0点かなと思っています」とバッサリ切り捨てた。

 ちなみに、能町さんが2位に上げたのは、教団トップの韓鶴子氏を「マザームーン」と最大級の賛辞で呼んだ自民党・山本朋広衆院議員の説明。1位は、国交省官僚時代に乱倫パーティーに参加していたと「NEWSポストセブン」に報じられた、森昌文内閣総理大臣補佐官の説明だった。

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2022年8月20日のニュース