野口聡一氏 水ダウへの吃音協会の抗議に「懸念はわかるが」「どこにも吃音をバカにするシーンはない」

[ 2022年8月7日 11:24 ]

野口聡一さん
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 宇宙飛行士の野口聡一氏(57)が7日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)にゲスト出演。TBSの「水曜日のダウンタウン」(水曜後10・00)の放送内容についてNPO法人・日本吃音協会が抗議文を送り、ネット上で議論が巻き起こっていることについて見解を示した。

 7月6日に放送された同番組では、「4世代対抗リレー 第3弾」と「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説」と題したVTRを放送。「説教中の~」では、お笑い芸人が後輩芸人を叱責し帰宅させるドッキリが行われるも、一部では「後輩芸人、もしかしたら吃音なんじゃないか」「吃音の人の喋り方を笑ったりバカにするのほんとだめだと思う」「吃音を笑いものにした」との声が上がっていた。これを受け、同協会は1日、TBSに同番組の関する抗議文を送ったことを公表し、「件の放送内容は、吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」。“後輩芸人”として出演したインタレスティングたけしは、2日、自身のツイッターを更新。協会のツイートを引用し「またテレビジョン出たい!!」とコメントしていた。

 番組を見ていたという野口氏は「どこにも吃音をバカにするシーンはない」とキッパリ。「もちろん、吃音協会の懸念はわかるが、そういうふうに見えたことによって、制作側は気を付けましょうっていうのはある」としつつも「この人たちは誰を代弁しているのか。当事者として誰かを代弁しているのか。明確にインタレスティングたけしさんを代弁はしてないんですよ」と見解。「インたけさんは彼なりの社会進出をしているわけじゃないですか。それを止めてしまうのは間違いなく、彼のためにはならないから、そのあたりも考えてあげたほうが良かった」とした。

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2022年8月7日のニュース