日本吃音協会が謝罪と訂正 公式サイトの“生まれてこなければよかった”表現は「極めて不適切な判断」

[ 2022年8月7日 17:04 ]

日本吃音協会のツイッターより(@KituonScw)

 NPO法人「日本吃音協会」が6日に公式ツイッターを更新。公式サイト上の表現が不適切であったとし、訂正したことを報告した。

 TBSの「水曜日のダウンタウン」(水曜後10・00)の放送内容について抗議文を送っていた団体。そこで注目を集めるなか、一部で批判があったのが、公式サイトの「活動理念」で掲げていた部分だ。「120万人。この数字は日本の吃音当事者のおおよその総数です。『生まれてこなければよかった。』この言葉は120万人の人が一度は思った言葉です」と記されていた。

 協会は6日「現在は訂正/削除済みですが、当協会のホームページに掲載されていた『生まれてこなければよかった。』という文言についてのご説明とお詫びを日本吃音協会としてさせていだたきます」と文書を発表。

 「私たち協会メンバーの中には、吃音による幼少期のいじめ・からかいでの辛い経験を有する者が複数おり、『生まれてこなければよかった』という個人的に持ち得た感情や言葉を、全ての吃音当事者の共通認識であるかのように記載してしまったことについては、極めて不適切な判断であり、吃音についての誤った認識を与える可能性がありましたので改めて深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。

 現在、公式サイトから「『生まれてこなければよかった。』この言葉は120万人の人が一度は思った言葉です」という表記は、削除されている。

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2022年8月7日のニュース