“有料ネット配信のみ”のボクシング世界戦、トミーズ雅が警鐘「お金は入るけども…」 地上波放送を希望

[ 2022年6月11日 19:44 ]

トミーズ雅
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 元プロボクサーで、漫才コンビ「トミーズ」の雅(62)が11日、MBSテレビの情報バラエティー「せやねん!」(関西ローカル、土曜前9・30)に生出演。7日にWBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(29=大橋)がWBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)を2回1分24秒TKOで下して、日本人初の3団体統一王者となったことについて語った。

 雅は試合を振り返って、「彼、何戦もやってますけどベストの試合。完ぺき。一発も撃たれてへん」と井上を絶賛。「過去、日本には凄いチャンピオンがいらっしゃいました。白井義男さんから始まって、ファイティング原田さん、ガッツ石松さん、長谷川穂積…。いっぱいいましたけど、全員彼が出てきたことによって霞んでしまいました。それぐらい凄いことをやっちゃいました。歴代1位です」と断言した。

 その上で、この試合の地上波放送がなかったことに言及し、「ボクシングの世界戦は民放ではやらない時代がきたな。ペイテレビで見たい人はナンボでも払うから」と指摘。「それの方がファイトマネーが上がるんやったら、そっちのシステムの方が…」と口にしたが、実は歓迎ではない様子だ。その理由について、「拳四朗が言うとったけど、道を歩いてても顔がささへんようになるねん。これがちょっと怖いねん」と説明。「お金は入るねんけども。やっぱり民放でおじちゃんもおばちゃんも小さい子もタダで見られるというところを残しといてあげんと」と持論を展開した。

 ここで山中真アナウンサーが「子どもが憧れて、僕もボクサーになりたいとか、裾野を広げるという意味で…」と口にすると、雅は「そうそう!」と同意。するとトミーズ健が「サッカーもそうや。日本代表、どんどん若手のええスターが出てるのに、地上波でせえへんから…」と少し残念そうに語った。

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2022年6月11日のニュース