スタレビ・根本要「こうなったら添い遂げてよ」 40周年大阪公演でファンの熱に感極まる

[ 2022年6月11日 22:00 ]

大阪城ホールでデビュー40周年記念ライブを開いた「スターダスト☆レビュー」の根本要
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 人気バンド「スターダスト☆レビュー」が11日、大阪城ホール(大阪市中央区)でデビュー40周年記念公演「東西あわせて108曲 煩悩ライブ」を開催。「大器晩成バンドとしてこれからも上を目指します。こうなったら添い遂げてよ」と呼び掛け、総立ちのファンから大きな拍手を浴びた。

 4日のさいたまスーパーアリーナ公演と合わせて108曲を演奏し、各公演6時間予定の壮大なライブ。トークが長びき通常公演でも3時間超えは当たり前とあって、冒頭からリーダーのボーカル&ギター根本要(65)は「6時間で終わるわけがない」と宣言し、笑顔。公演時間は7時間近くに及び、演奏曲も1曲増となった。ホーン隊やバイオリンも交えた豪華編成での演奏から、アコースティック、アカペラまで飽きさせない演出。根本はギターを歯で奏でるパフォーマンスまで披露した。

 「愛の歌」では、ファンがスマホのライトをつけて歌唱を後押し。根本は「なんだこれー!ありがとう、大阪!」と叫び、メンバーは皆感極まって目を潤ませた。「大阪はスタレビを育ててくれた街」と根本。「まだ客席がいっぱいにならない頃、梅田のライブハウスで2日間。本当にたくさんの人が来てくれ、そこからスタレビのライブは面白い、と評判が広がった」と語り、「全国たくさんの町を回れるようになったけど、ライブの自信をつけてくれたのは大阪です」と感謝。「ここで周年公演をやる夢がかなった」と喜んだ。

 「みんなの熱い思いに感激してしまって、なにも言葉がありません」と感慨にふけった根本は、「うちは幸せなバンドです。いつもこんな言葉で申し訳ないけども…“ありがとう”」と言葉に力を込め、深々と頭を下げた。「皆と出会えたことが僕らの最大の財産です」。最後に「めぐり逢えてよかった」を歌い、涙した根本はそう語り、メンバー全員でステージから客席に拍手を送った。

 スタレビとファンの間には、双方向の信頼とリスペクトがある。「また近々ツアーをする」と根本は宣言。強いきずなを確かめ合った今公演を経て、スタレビとファンはすでに未来を見据えていた。                                         

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