本谷有希子氏の新作舞台　全公演中止　初日2日前「お楽しみいただくクオリティーに到達できない」

　劇作家・本谷有希子氏（42）が作・演出を手掛け、今月9日に開幕予定だった新作舞台「梅雨の走りの本谷有希子『マイ・イベント』」（東京・SAiSTUDIOコモネA）が急きょ全公演中止となった。7日、公式サイトで発表された。理由は「かねてより稽古を重ねてまいりましたが、現段階ではお客様にご覧いただき、お楽しみいただくクオリティーに到達できないと判断いたしました」としている。

　自身の最新小説を基にした3年ぶりの舞台（全23公演）。黒田大輔、安藤玉恵が出演予定だった。

　発表は以下の通り。

　梅雨の走りの本谷有希子『マイ・イベント』公演について、予定しておりました内容での上演は不可能と判断いたしました。つきましては、誠に勝手ながら2022年6月9日（木）～6月28日（火）の全公演を中止とさせていただき、全ステージ払い戻しとさせていただきます。

　払戻しの詳細は後日発表させていただきますので、チケットはお手元にて保管くださいますよう、お願い申し上げます。

　かねてより稽古を重ねてまいりましたが、現段階ではお客様にご覧いただき、お楽しみいただくクオリティーに到達できないと判断いたしました。キャスト・スタッフの皆様にも最後までご尽力いただきましたが、作品をまとめあげることができず、誠に勝手ながら公演中止とさせていただきます。

　公演を楽しみにお待ちくださったお客様、公演関係者の皆様、このような形となり大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。