辛坊治郎氏 物価の指標として注目する果物「物価上昇に歯止めが利かなくなる可能性も」

[ 2022年6月7日 16:30 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が7日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、物価高の中で注目している果物について語った。

 番組では、フィリピン政府が日本の業界団体に対し、バナナの価格を引き上げに理解を求める申し入れを行うとのニュースを伝えた。記事では、バナナは店頭価格が過去20年でほとんど変わっていないことから、卵と並ぶ「物価の優等生」と表現した。これに辛坊氏は「デフレ、デフレと言われ始めてから、日本のいろんなものの物価が基本、上がらない。物価は上がらないというのが若い人の中では当たり前の感覚になっている時代に、物価の優等生って何じゃそりゃ?という話」とツッコミを入れた。

 フィリピン政府の申し入れについては、「値段というのは最終的な需要と供給のバランスで決まりますから、業界団体にフィリピン政府が申し入れたからといって、値段が上がるとは限らない」と分析した。一方で、「昨今、他の物価が急激に上がり始めてますから、このタイミングでもし、バナナの値段までが上がるようだと、日本の物価上昇って歯止めが利かなくなる可能性が出てきて怖い」と懸念も。「今後バナナの店頭価格、そういう意味では一つの指標になりますから、注目していただきたいと思います」とも語った。

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2022年6月7日のニュース