根本要が感涙 スタレビ40周年記念・埼玉公演で、隠れた名曲披露「会場に来れなかったファンに届けたい」

[ 2022年6月7日 18:00 ]

6月4日にさいたまスーパーアリーナで開催されたスターダスト☆レビューの40周年記念ライブ(撮影:渡部伸)
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 人気バンド「スターダスト☆レビュー」が6月4日、埼玉・さいたまスーパーアリーナでデビュー40周年記念ライブ「東西合わせて108曲 煩悩ライブ」を行った。

 大阪公演(11日・大阪城ホール)と合わせて全108曲を披露する節目の大イベント。デビュー20周年では静岡・つま恋多目的アリーナで「つま恋100曲ライブ」を開催し、24時間で最も多く演奏したバンドの「ギネス世界記録」に認定されたが、還暦を超えた40周年でも、新たな挑戦的企画を仕掛けてきた。

 メンバーは黒と赤の着物姿で登場し、公演時間6時間を予定するライブの幕が開いた。リーダーのボーカル&ギター根本要(65)は「私のMC次第で8時間にも9時間にもなります。しかし、それは許されることではありません。トークは3分と決めている」と宣言したが、しゃべりも長いことで知られるスタレビのライブ。さっそ時間オーバーで警告を受け、会場は爆笑に包まれた。

 公演後半には、ファンの間で人気の隠れた名曲「春キャベツ」を披露した。歌い終えた根本は万感の拍手に一瞬、言葉を失い、感涙。コロナ禍の中「ツアーを回りながら、こんな時期にやっていいんだろうかと思った時期もあった。でもこんな時期だからこそみんなに会いたかった」。春キャベツは会場に来れなかったファンに届けたい、という思いで選んだ1曲だったという。

 ライブ終盤では、「ここからはガン!ガン!ガン!と盛り上がらせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか!」との呼びかけとともに、怒濤(どとう)のパワーソング祭り。約6時間半のライブを無事やり終え、その熱は11日の大阪公演へとつながれた。

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2022年6月7日のニュース