カンニング竹山「キレ芸」誕生の瞬間を明かす 借金から逃げ回る日々で大爆発「もう芸人をやめようと」

[ 2021年12月12日 17:05 ]

カンニング竹山
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 お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(59)が10日、自身のYouTubeチャンネル「水道橋博士の異常な対談~Dr.Strangetalk~」を更新。お笑いタレントのカンニング竹山(50)がゲスト出演し、キレ芸が誕生した秘話を明かす場面があった。

 竹山は、キレ芸誕生のきっかけは「借金」だったことを明かす。相方の中島忠幸さん(享年35歳)から影響を受け、消費者金融で多額の借り入れをしていたという。「当時は家賃も払ってなくてね。朝の8時から夜の8時までは借金取りが来るので、先輩の家に逃げて。たまにアパートに帰ると、ライブハウスのドアかっていうくらい、封筒が貼られていて。留守電を聞くと『104件です』みたいなね、全部借金取りなんです」。逃げ回る生活を送るうちに「もう終わったと思いましたね、もう芸人をやめよう」と、決意していた。

 「ライブハウスに行ったんですけど、ネタなんかも作ってないですから『きょう、好きなこと全部喋るわ。それで終わりじゃ』」と打ち合わせなしに本番へ。「女子高生が全然おもろないヤツにキャーキャー言ってるのに腹が立っていてね。『お前らバカしかいねえよ。お笑いの才能なんか全然ないだろ。あいつらも売れねえし、お前らも売れねえぞ!」と、過激な客イジリで思いを爆発させた。

 社員から、クビを告げられる覚悟をしていたところ「(ブッチャーブラザーズの)リッキーさんが『タケ、これ売れるで!』って言ってくれて。それから中島とリッキーさんと3人でキレ芸について話してね。教えはただ一つで『竹山、客席に降りて客をぶん殴れ』なんですよ。要はそれくらいの狂気を持って笑いを作れと。最初は、マイクを客の顔に押し付けたりしてたんですけど、リッキーさんが『タケな、お客さんにマイクを当てたらアカンねん』って。あと、個人的に『帰れ、死ね!』とか言ってたんですけど、『タケな、個人的にしたらアカンねん』って。1年ぐらい言葉のチョイスとかを作っていってね。意外と台本はちゃんとしていたんです」と、当時を懐かしんでいた。

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2021年12月12日のニュース