初代「球王」の中日・平田が連覇を達成!決勝で楽天・西口に勝利 第2回プロ野球最強将棋王決定戦

[ 2021年12月12日 19:23 ]

プロ野球最強将棋王決定戦の第5局で対戦した中日・平田(左)と楽天・西口
Photo By スポニチ

 プロ野球選手の将棋王を決める「第2回プロ野球最強将棋王決定戦」(スポーツニッポン新聞社、ドワンゴ主催)は12日、ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で「プロ野球×将棋特番」と題して生配信中。前半は「球王決定戦」を開催した。

 6人が参加した大会は、セリーグの準決勝から登場した平田良介外野手(33)が初出場のDeNA・嶺井博希捕手(30)を退けて勝ち上がり、決勝は楽天・西口直人投手(25)に地力の違いを見せて昨年大会に続く2連覇を達成。プロ野球最強棋士の称号である「球王」を守った。

 後手の平田は西口の棒銀を受け止めてから果敢に飛車交換に出たが、これが裏目になった。解説の渡辺明王将(37=名人と棋王の3冠)から「やり過ぎましたね」と言われる一手となった。だが、しっかりと対応してしのぐとペースを取り戻した。そこからは的確な攻めで勝利。戸辺誠七段(35)は「互角にしてからは平田選手が強かった」と実力を評価した。

 平田は「中盤は完全にやられていたが、切り替えることができた」と振り返った。「第3回があれば、もっとレベルの高い戦いができる」と大会の継続開催を熱望。課題については「棒銀系の受け方は正直分からない。そこを勉強していきたい」と語った。

 「球王」の称号に届かなかった西口は「準優勝という結果に終わってしまって本当に悔しい。平田さんにうまくかわされて負けてしまったので、来年、出場ができればリベンジしたいと思います」とコメントした。

 渡辺明王将はヤクルト、戸辺七段はDeNA、室谷由紀女流三段(28)は阪神の応援ユニホーム姿で出演し、プロ野球選手の激闘を見届けた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月12日のニュース