ヤクルト高津監督 恩師ノムさんに学んだこと「人としてであったり“人生とは”という勉強も」

[ 2021年12月12日 09:53 ]

<野村克也さんをしのぶ会>野村克也さんの思い出を語るヤクルト・高津監督(撮影・島崎 忠彦)
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 ヤクルトの高津臣吾監督(53)が12日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にリモート出演。戦後初の3冠王を獲得し、監督としては4球団を率いて3度の日本一に輝き、昨年2月に84歳で死去した野村克也氏についてコメントした。

 野村氏をしのぶ会が11日に神宮球場で開催され、関係者600人が参加し、約2800人のファンが献花に訪れた。今季ヤクルトを日本一に導いた高津監督は弔辞を読み、まずは日本一を報告。さらに、現役時代だった92年の日本シリーズにまつわる思い出として「秋季練習で『高津、100キロのシンカーを投げられないか』と。この言葉が私の人生を変えました。絶対に必要な武器になりました」と語って、恩師に感謝した。

 高津氏は「入団した時の監督が野村さんで、野球の技術をお教えいただいたのはもちろんですが、人としてであったり人生とはっていう勉強もさせていただきました。本当に心から恩師といえる方だと思います」と話し、野村さんのボヤキについては「教え以上にボヤキを聞いたかなと思います。話自体は面白かったので、本当にためになったと思います」と振り返った。

 そして「90年代の弱かったヤクルトを強くされて、僕はそれを受け継いで何とか野村野球を継承していかなければいけないという責任もあると思ってます」とし、野村野球について「本当に頭を使う考える野球だと思う。技術だけじゃなく考えて野球をやりなさいっていうのが大きな教えだと思います。(教えは)一つ二つじゃないですね。楽しく厳しく野球をやらせていただきました」と話した。

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2021年12月12日のニュース